安芸の奥栗、三軒家は安芸市の東にあり安田町の西を流れる名村川沿いにある。
現在は地図からその地名の記載さえ消えてしまった場所である。
・昭和50年の航空写真
・現在
・現状
そして以前は、奥栗の隧道を抜け、馬路や中山村に繋がる道沿いに存在し繁栄していた集落
また名村川の下流の中郷はまだ「中河」と呼ばれていて、行政区画も伊尾木村だった。
そしてその後、人々が歩いて移動する時代から自動車に乗って移動する時代に変わり、交通の流れ、物流ルートが完全に変わってしまい、平家以降、もしかしてそれ以前から続いてきたであろう生活の営みの跡が植林の中に眠っている。
そしてそこから、その後、奥栗、三軒家、と呼ばれる事となるその場所に初めて辿り着いた者が、初めての夜を明かし、その場所に定住する事を決定し、その川沿いの大自然に手を入れ、その後の不断の努力、勇気、知恵、をもってその地を安住の場に築き上げてきた歴史を垣間見る事が出来るのである。
【奥栗】
(昭和50年の航空写真)
・現在
・現状
●奥栗
●奥栗の隧道と集落跡
●尋常小学校と導水路
【三軒家】
(昭和50年の航空写真)
現在
現状
●三軒家
●三軒家の若宮神社
●もう一つの三軒家
●導水路と水田
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